A. 住民税でバレない!確定申告と普通徴収の基本

副業が会社にバレる一番の原因は、住民税の通知方法にあります。
だからこそ、「確定申告」と「普通徴収」のしくみをしっかり理解しておくことが、安全なブログ副業の第一歩です。
通常、会社員は「特別徴収」という形で、会社が本人に代わって住民税を市町村に納めています。
ところが、副業収入があると、その収入に応じて住民税が追加で計算されるため、「あれ?この人の住民税が高いぞ」と会社の経理担当者に気づかれるリスクがあります。
たとえば、副業ブログで収益が出て確定申告をした場合、申告の際に「住民税を自分で払います(=普通徴収)」と明記しておく必要があります。
ここを「特別徴収」のままにすると、副業分の住民税も会社経由で引き落とされ、結果的に会社にバレる可能性が高まります。
つまり、副業収入があるなら「確定申告+普通徴収」のセットが鉄則。
この基本を押さえることで、ブログ運営を安心して続けられます。
副業収入があると何がバレる?住民税通知のしくみ
副業の収入があっても、それだけで会社にバレるわけではありません。
実際にバレやすいのは、住民税の通知によって収入の変化が会社に見えるときです。
理由はシンプルで、会社が「特別徴収」で住民税を引き落としているから。
本業の収入に見合わない住民税が課税されていると、「なぜ?」と経理担当者が気づく可能性があるんです。
たとえば、昨年と給与が変わっていないのに、住民税だけ数万円アップしていたらどうなるでしょう?
その理由を調べれば、「確定申告で別の収入があった」とわかってしまうことも。
こうしたリスクを避けるためには、住民税の通知が会社に行かないようにする=普通徴収に変更することがカギになります。
つまり、副業で稼いだお金が会社に知られないためには、「税金の通知ルート」を把握することがとても重要です。
確定申告が必要な条件と注意点(20万円の壁)
副業ブログで得た収入が20万円を超えると、確定申告が必要になります。
これは会社員であっても、所得税法で定められたルールです。
この「20万円の壁」は「所得」に対する基準です。
たとえば、ブログ収入が30万円でも、サーバー代や教材費など必要経費が15万円あれば、所得は15万円となり、申告不要になる可能性もあります。
ただし、これは所得税の話であって、住民税は1円でも収入があれば申告が必要なので、勘違いに注意が必要です。
たとえば、ブログで年間24万円の収入があって、経費が5万円。所得は19万円になりますが、確定申告を省略できるのは所得税だけ。
住民税の申告は必要なので、ここでうっかりしていると市町村から会社へ通知が行くリスクが出てきます。
また、確定申告をする際に「副業分は普通徴収で」と指定しないと、住民税が会社経由で引き落とされるので、さらに注意が必要です。
要するに、20万円以下でも安心はできません。
所得と住民税、それぞれの申告条件をきちんと押さえておくことが、会社にバレない副業の基本です。
普通徴収にする方法とその記載例(記入欄を図解)
副業ブログで得た収入による住民税が会社に通知されないようにするには、「普通徴収」を選ぶことが必須です。
そのためには、確定申告書に正しく記入する必要があります。
「普通徴収」とは、自分で住民税を支払う方法です。
一方、「特別徴収」は会社経由で住民税が差し引かれる方法で、これだと副業分の税額が会社に伝わります。
だから、「普通徴収」に切り替えることがバレない副業運営には重要なんです。
具体的には、確定申告書B(第二表)の「住民税に関する事項」欄にある選択項目で、「自分で納付(普通徴収)」に〇を付けます。
この欄を見落としたり、誤って「特別徴収」に〇をしてしまうと、会社経由で税金が通知されてしまうので注意しましょう。
たとえば、以下のような記入になります:
【図解イメージ:申告書第二表の該当欄】
- 「住民税・事業税に関する事項」
- □ 給与・公的年金等以外の所得にかかる住民税の徴収方法
☑ 自分で納付(普通徴収)
□ 給与から差引き(特別徴収)

申告書のこの1チェックが、会社にバレるかどうかの分かれ道になります。
「普通徴収」を選ぶのは副業ブロガーの基本ルールです。
忘れずに実行しましょう。
B. ドメイン取得時に要注意!WHOIS情報公開代行の設定

ブログ副業を始めるとき、自分だけのドメイン(ネット上の住所)を取る人が多いですが、WHOIS情報公開の設定を間違えると個人情報がネットにさらされる危険があります。
理由は、ドメインを取得しただけでは、名前や住所、メールアドレスなどがインターネット上で誰でも見られる状態になるためです。
「バレないブログ運営」を目指すなら、必ず『WHOIS情報公開代行』を設定しましょう。
これを使えば、登録者の情報の代わりに、ドメイン会社の情報が公開されるので、あなたの身元が守られます。
たとえば、ムームードメインやお名前.com、ConoHa WINGなど、多くのサービスで無料または低価格で設定できます。
設定しないままだと、「ブログを見た人」や「会社の関係者」にも本名や住所が簡単に知られてしまうリスクがあります。
まとめると、ドメイン取得時には必ず「WHOIS情報公開代行」をチェックし、個人情報を守ることが安全なブログ副業のポイントです。
WHOISって何?バレるリスクがある理由
WHOIS(フーイズ)とは、ドメインを取得した人の登録情報を誰でもインターネットで確認できる仕組みです。
本来はネット上で「このドメインの持ち主は誰?」と調べるためのものですが、個人でブログ運営を始めた場合、ここにあなたの本名や住所、電話番号、メールアドレスがそのまま公開されてしまうことがあります。
なぜこれがリスクかというと、
- 会社の同僚や知り合いがブログを見つけて「ドメインの持ち主」を検索する
- 悪意ある第三者や営業業者が情報を収集する
- ブログをきっかけに、個人情報がネットで拡散する
たとえば、ブログのURLを何気なくSNSでシェアした場合、誰でもWHOIS検索サイトでドメイン情報を調べることができ、公開代行を設定していないとあなたの情報が丸見えになります。
このため、副業ブログで匿名性を守るなら「WHOIS公開代行」は絶対に外せないセキュリティ対策です。
小さな設定ミスが大きなトラブルを呼ぶので、必ずチェックしましょう。
主要ドメイン会社ごとのWHOIS公開代行のやり方(ムームードメイン・お名前.com など)
WHOIS公開代行の設定は、ドメイン会社ごとにやり方が少しずつ違いますが、手順はとても簡単です。
ここでは、代表的な会社のやり方をまとめます。
【ムームードメインの場合】
- ドメインを選んで申し込むとき、「WHOIS公開情報」の設定項目が出てきます。
- 「WHOIS公開情報を代理公開する(無料)」にチェックを入れるだけ。
- すでに取得済みの場合は、管理画面から「ドメイン管理」→「WHOIS情報変更」で代理公開に切り替えができます。
【お名前.comの場合】
- 申込時、「ドメインプロテクション」または「WHOIS情報公開代行」の選択画面が出ます。
- 「WHOIS情報公開代行メール転送オプション」を選ぶと、より安心です(基本は無料)。
- 管理画面でも、「ドメイン設定」→「WHOIS情報公開代行」で、ON/OFFを切り替えられます。
【ConoHa WINGの場合】
- ドメイン取得画面で「WHOIS情報公開代行」を必ずONにします(標準でONになっていることが多い)。
- 取得後も「ドメイン」→「WHOIS情報公開代行設定」で状況確認や変更ができます。
- 詳しくは公式サイトも参考にどうぞ。
ほとんどの会社で**申込時または管理画面で設定できるので、「申し込んだあとに忘れず確認する」**ことが大切です。
もし迷ったら、サポートに「WHOIS代理公開を設定したい」と相談すると安心です。
設定後に確認すべき項目と誤設定の落とし穴
WHOIS代行を設定したつもりでも、意図しないまま個人情報が公開されてしまうケースが少なくありません。
だからこそ、設定後に必ずチェックするべきポイントがあります。
多くのドメイン業者では、WHOIS代行を申し込んでも「一部情報は非公開にできない」場合や、「設定反映まで時間がかかる」ケースがあります。
また、途中で設定を変更すると、一時的に自分の情報が公開状態になることもあるため要注意です。
たとえば、ドメイン取得時に代行を申し込んだつもりでも、次のような状態だとリスクがあります:

- ドメイン管理画面に「WHOIS代行:未設定」と表示されている
- WHOIS検索サイトで、名前や住所がまだ表示されている
- 途中で代行設定をオフにしてしまい、再設定を忘れていた
さらに、ドメインの移管をしたときに、一時的にWHOIS代行が解除されることもあるため、移管後は再設定が必要になります。
こうした誤設定のリスクを避けるには:
- ドメイン管理画面でWHOIS代行の設定状況を確認
- 外部のWHOIS検索サイトで、情報が非公開になっているか実際に確認
(ラッコキーワードのWhois検索がおすすめです。) - 移管や更新の際に、設定が維持されているかを都度チェック
この3つを定期的に確認することで、身バレの危険を確実に減らせます。
WHOIS代行は一度設定したら終わりではありません。
「設定後の確認」が、会社に知られずブログを続けるための最重要ステップです。
C. 匿名運営のコツ!名前・写真・住所は出さない

会社にバレない副業ブログを運営するには、「個人を特定される情報」を一切出さないことが大前提です。
つまり、本名・写真・住所などはもちろん、ブログ内の細かな表現にも注意を払う必要があります。
副業ブログでありがちなのが、「ニックネームから名前が推測される」「投稿画像に自宅や車のナンバーが写っている」「文中の地元ネタで場所がバレる」といった“うっかり特定”です。
一度特定されると、どれだけ内容を消しても履歴が残るため、完全な匿名性を回復するのは困難になります。
たとえば、ブログ名に「kamogawa-life」など地名や名字を連想させる語句を入れていたり、趣味紹介で「花咲市で家庭菜園やってます」などと書いてしまうと、個人が特定されるリスクが急上昇します。
こうした身バレを防ぐには、「ブログ名」「投稿内容」「使う画像」など、すべてに一貫した匿名方針を貫くことが大切です。
少しでもリアルな情報が混じると、SNSや検索履歴から逆引きされる可能性があります。
副業ブログを安全に続けるコツは、“書かない・見せない・映らない”の徹底です。
この意識が、匿名運営を成功させる最大のポイントです。
ブログ名やニックネームで個人を特定されない工夫
副業ブログを匿名で運営したいなら、ブログ名やニックネームにも慎重な配慮が必要です。
この部分で油断すると、思わぬところから身バレにつながってしまいます。
よくある失敗が、「名字+趣味」や「地元名+ライフ」など、日常で使っているハンドルネームや生活圏に関係する名前をそのまま流用してしまうケースです。
たとえば、「hachioji-garden」や「hiroshi-diy」などは、地名や名前の一部が混ざっており、知人が見れば気づいてしまう可能性があります。
また、SNSでも同じ名前を使っていると、検索エンジンやクロール型AIに紐づけられやすくなります。
ブログのタイトルやニックネームは、検索されにくく、個人を特定できない造語や外国語、意味のない英数字の組み合わせなどがおすすめです。
たとえば、以下のような工夫があります:
- 地名や名字を含めない(例:「tokyo」「miyako」などは避ける)
- 既存SNSの名前と一切違う名前にする
- 意味のない組み合わせ(例:「wavo-note」「blunico」など造語)
つまり、「誰が見てもピンとこない」名前をつけることで、ブログ運営の匿名性が保たれます。
ニックネームやブログ名の選び方ひとつで、副業が安全かどうかが決まると言っても過言ではありません。
写真・画像・動画で「うっかり身バレ」を防ぐ方法
副業ブログやSNSでは、写真や動画から思わぬところで個人情報が漏れることがあります。
たとえば、風景や物の写真を載せただけでも、「この場所、あの人の家の近くじゃない?」と気づかれてしまうケースが意外と多いです。
なぜなら、
- 家の外観、窓から見える景色、車のナンバーや表札などが映り込む
- 制服や社員証、通勤カバンなど会社を連想させる物が写ってしまう
- スマホやカメラの「位置情報(GPS)」が写真に残っている
――このような“うっかり”が身バレのきっかけになります。
たとえば、料理や手作り作品の写真でも、テーブルやキッチンが写り込み、知っている人には「見覚えがある」とバレることも。
【防ぐ方法】
- 写真をアップする前に背景や映り込みを必ずチェック
- 顔や特徴的な物が写っている場合はトリミングやモザイク加工を使う
- スマホやカメラの「位置情報をオフ」に設定する
- フリー素材やイラスト画像を積極的に使う
こうしたひと手間で、「うっかり身バレ」を大きく減らせます。
写真や動画は「誰に見られても大丈夫?」と考えてから公開しましょう。
ブログ文章・プロフィール欄で避けるべき記述例
ブログやプロフィール欄のちょっとした言葉から、身元が特定されてしまうことがあります。
特に副業でブログを書いている場合、「誰にもバレないつもりだったのに…」とならないよう、書き方には細心の注意が必要です。
なぜなら、
- 勤務先の業種や仕事内容、会社名を詳しく書く
- 「○○市在住」「○○高校卒」など地域や学歴を出してしまう
- 年齢、家族構成、趣味などを組み合わせると本人だと分かる
- 仕事や家庭での出来事を“リアルすぎるエピソード”で書いてしまう
たとえば、「製造業で管理職をしています。和歌山県の田舎町で家庭菜園も楽しみです」などと書くと、知り合いには一発で特定されるリスクがあります。
【避けるべき記述例】
- 「○○会社で働いています」
- 「○○市に引っ越しました」
- 「今朝の通勤電車で○○駅から…」
- 「長男が△△中学に通っています」
- 「今度、会社で人事異動があった」
【カバー策】
- 会社や地域は「ざっくり」とぼかす
- 年齢や家族情報は省略か“だいたい”でOK
- エピソードは身近な人が分からないようアレンジ
- SNSや他のブログとのプロフィール内容を一致させない
「これを書いても身元がバレない?」と一度立ち止まって見直すことで、安心してブログ運営を続けることができます。程度に抑えるのが、安全運営のコツです。
D. SNSや家族の口からも“情報漏洩”が起こる!?

匿名でブログを運営していても、SNSや家族・友人との会話がきっかけで情報が漏れることがあります。
つまり、身バレのリスクはネット上の設定だけでは防げないということです。
たとえば、Twitter(現X)やInstagramなどでブログを宣伝する際に、過去に使っていた個人アカウントとつながっていたり、フォロワーが同一だと「同一人物では?」と気づかれることがあります。
また、家族や友人にうっかり話した内容が、飲みの席や会話の流れで別の人に伝わり、思わぬ広がりを見せることも。
実際に、「副業でブログ始めた」と言った相手が、SNSに「知人が副業始めたらしい」と投稿し、そこから話が広がって身バレした例もあります。
こうしたリスクを避けるには、次の2点が非常に重要です:
- SNSとブログの連携は慎重に、別人格を演じるつもりで運用する
- 家族や友人には“絶対にブログの存在を話さない”と決める
特に家族に話す場合は、「名前やテーマ、URLは絶対に他言しない」とルールを明確にすることが大切です。
情報漏洩は“設定”よりも“口と習慣”から起きやすいのです。
安全に副業ブログを運営したいなら、身近な人やSNSの使い方にこそ、最大限の注意を払いましょう。
SNSでの集客はどうやって匿名を守るか

副業ブログで集客するにはSNSが効果的ですが、使い方を間違えると匿名性が一気に崩れます。
だからこそ、SNSは「個人と切り離した別人格」として運用することが重要です。
実際、身バレする多くの原因は、SNSのアカウント名・アイコン・投稿内容です。
過去に使っていたSNSの名前や、趣味・家族構成などの投稿内容が一致すると、検索や共通フォロワー経由で身元が特定される危険があります。
たとえば、次のような対策を取りましょう:
- アカウント名やハンドルネームは、実生活の名前・趣味と無関係な造語にする
- アイコンは写真ではなく、AI画像やイラストを使う
- 投稿時間を「平日昼間」にしない(勤務中に投稿していると特定されやすい)
- 自撮り・家族・職場に関係する話題は一切出さない
さらに、SNSとブログの連携も慎重に。
ブログとSNSの内容が一致しすぎると、検索エンジンから関連づけられる可能性があります。
ブログ用SNSは「目的は拡散だけ」と割り切って、人格を作り込むくらいの意識が必要です。
SNSで集客しつつ匿名性を守るには、「別人を演じる覚悟」が最大の防御策になります。
便利な道具ほど、扱い方に慎重さが求められます。
家族や友人に話すと漏れる?守るべきルール
副業ブログを家族や親しい友人に「ちょっとだけ…」と話してしまうと、そこから情報が広まるリスクが出てきます。
本人は内緒のつもりでも、聞いた相手がうっかり他の人に話してしまうのはよくあることです。
なぜなら、家族や友人はあなたのことを応援したい気持ちで「○○さん、ブログ始めたんだって!」と話題にしてしまいがちだからです。
会社の同僚や近所の知り合いに伝わると、すぐに「本人特定」につながります。
たとえば、
- 親しい人から「面白そうだね、教えてよ」と言われても、ブログの内容やURLは絶対に伝えない
- 家族に副業の話をするときは「誰にも言わないでね」と何度も念押しする
- SNSやLINEでブログの話題が出ても、グループチャットでは話さない
- 仕事関係や学校の友人には特に注意する
「家族や友人にさえ教えなければ安心」と決めておくことで、うっかりバレるリスクが大きく減ります。
応援してくれる気持ちはありがたいですが、情報は自分でしっかり守りましょう。めておくことがカギです。
過去の投稿・コメント履歴のチェックポイント
副業ブログやSNSを始めるとき、**意外と見落としがちなのが「過去の投稿やコメント履歴」**です。
昔の投稿に本名や地域、仕事のことを書いていた場合、そこから「本人特定」につながるケースがよくあります。
なぜ危ないかというと、
- ネット上の履歴は検索で簡単にたどられる
- SNSの「過去のツイート」やブログの「古い記事」も残り続ける
- コメント欄で何気なく本名や会社の話をしてしまっていることがある
たとえば、
- 数年前に本名で登録していたSNSアカウント
- 趣味ブログや旧ブログの自己紹介欄に個人情報を書いていた
- 掲示板やQ&Aサイトのコメント履歴に地域や家族のことを出していた
こうした履歴は、今はすっかり忘れていても、検索ですぐ見つかることがあります。
【チェックポイント】
- SNSやブログの「過去の投稿」をすべて見直す
- プロフィールや自己紹介文に個人情報が残っていないか確認
- コメント欄も含めて、不要な内容は削除または非公開にする
- 古いアカウントや使っていないSNSは、思い切って削除する
「今さら遅いかな?」と思っても、思い立ったときが最善のタイミングです。
過去の履歴も見直して、安心して副業ブログを続けましょう。
E. 会社ICT環境での作業は禁止!アクセス履歴に注意

副業ブログの作業を「会社のパソコンやWi-Fi」でやってしまうと、会社にバレる最大のリスクになります。
会社のICT環境(パソコンやネットワーク)は、セキュリティのためにアクセス履歴や通信ログが記録されていることが多いです。
なぜ会社のICT環境で作業してはいけないかというと、
- アクセスしたウェブサイトの履歴が管理部門に残る
- ブラウザの履歴やファイルのダウンロード記録が自動でチェックされる
- 社内ネットワークでの通信は管理者がまとめて監視していることもある
たとえば、
- 会社のパソコンからブログの管理画面やアフィリエイトサイトにアクセス
- 会社のWi-Fiを使ってスマホで副業用のメールを確認
- 業務時間中にブログ更新や画像編集をしている
…こうした行動は、意外と「全部ログに残っている」ことが多いです。
会社によっては、定期的にICT管理担当者が履歴を確認して「不審なアクセス」をチェックしている場合もあります。
うっかりバレると、副業の内容に関係なく「会社のルール違反」として注意や処分の対象になることも。
副業ブログの作業は必ず「自宅のパソコンやスマホ」「自分のネット環境」で行う。これが鉄則です。
「大丈夫だろう」と思って会社環境でやるのは、危険が大きすぎます。
勤務時間中に作業するとバレる理由
副業ブログの作業を「勤務時間中」にしてしまうと、会社にバレるリスクが一気に高まります。
その理由は大きく3つあります。
- ICT管理システムの監視
会社のパソコンやネットワークには、どのサイトにアクセスしたか自動で記録する仕組みがほとんど入っています。
たとえば、ブログの管理画面やアフィリエイトサイトにアクセスした履歴が残ると、ICT担当者や管理者があとからチェックできてしまいます。 - 不自然な通信やデータのダウンロード
業務と関係ないウェブサイトやファイルのやり取りは、セキュリティ強化のため自動検知される場合があります。
業務報告などで、「なぜこの時間にこのサイト?」と突っ込まれることも。 - 会社の規則違反になるリスク
副業そのものがOKな会社でも、「勤務中の私的利用」はルール違反です。
万が一バレると、評価や信頼を大きく落としてしまいます。
たとえば、
- ランチタイムや休憩中に「ちょっとだけ…」と作業してしまう
- 会議やデスクワークの合間にスマホでブログをチェックする
…これらも全て記録されてしまう可能性があります。
勤務時間中は絶対に副業作業をしない。
このルールを守ることで、バレる心配を大きく減らせます。
自宅PC・スマホに残るアクセス履歴の管理方法
会社だけでなく、自宅のパソコンやスマホにもアクセス履歴が残ることを忘れてはいけません。
家族が同じ端末を使っていたり、端末を見られる機会がある場合は、履歴の管理が大切です。
なぜ管理が必要かというと、
- ブラウザの履歴や検索履歴から、ブログや副業関連サイトがバレる
- 自動入力やブックマークにブログ名やメールアドレスが残る
- 画像や資料が「ダウンロードフォルダ」に残っている
たとえば、家族に「ちょっとパソコン貸して」と言われたときに、
- ブラウザのタブが開きっぱなし
- 検索欄に「ブログ副業」などの履歴が残っている
- ダウンロード済みのアフィリエイトレポートや確定申告書類がフォルダにある
――こうしたことから、うっかりバレるケースもあります。
【管理方法】
- 定期的にブラウザの「履歴」や「ダウンロード履歴」を消す
- 「シークレットモード」や「プライベートブラウズ」を活用する
- ブログ関連のデータは、専用フォルダや外部ストレージで管理
- 自動ログインやパスワード保存機能は必要最低限に
スマホの場合も同様に、「検索履歴のクリア」や「アプリのログアウト」を忘れずに行いましょう。
日ごろから履歴の管理を習慣化することで、家族や周囲からの身バレリスクをぐっと減らせます。
作業時間・作業場所のルールづくり
副業ブログを安全に続けるためには、作業時間と作業場所のルールを自分の中で決めておくことが重要です。
この習慣が「うっかりバレ」を防ぎ、長く無理なくブログ運営を続けるコツにもなります。
なぜルールづくりが必要かというと、
- 会社や家族に見られやすい場所や時間はリスクが高い
- 毎日バラバラなタイミングだと「何してるの?」と怪しまれる
- 作業が生活リズムの中に組み込まれていないと、ミスや焦りでバレるきっかけになる
たとえば、
- 朝の出勤前や夜の落ち着いた時間を「ブログ作業タイム」と決めておく
- 作業場所は、必ず自分の部屋や人目の少ないスペースを使う
- 家族に「この時間だけは集中したい」と事前に伝えて協力してもらう
- 外出先やカフェなどでは、パソコンやスマホの画面が他人に見られないように注意する
また、作業タイムを決めておくことで、生活リズムも整い、副業のストレスや家族への影響も最小限にできます。
「いつ」「どこで」作業するかを最初から明確に決めておく――
この小さな工夫が、会社や家族にバレずに副業を続ける大きなポイントです。
よくある質問(FAQ)

副業ブログを「会社にバレず」に運営したい50代の方から、よく寄せられる疑問にお答えします。
ここでは、実際に悩むポイントをわかりやすく解説します。
Q. 副業収入が少額でも住民税通知は会社に届くの?
A. 副業の利益が20万円以下でも、住民税の申告は必要な場合があります。
利益が20万円以下なら確定申告は不要ですが、住民税の計算には必要な自治体が多いです。
普通徴収を選ばずに申告すると、会社を通じて住民税が天引きされる場合があるので、「普通徴収(自分で納付)」の欄に必ずチェックを入れて申告しましょう。
【詳しくは→「A. 住民税でバレない!確定申告と普通徴収の基本」を参照】
Q. 匿名でブログ開設したら本人確認はどうする?
A. ドメイン取得やアフィリエイト登録では、運営会社への本人確認が必須です。
ただし、ブログ読者や会社、第三者に個人情報が公開されることはありません。
WHOIS公開代行やペンネーム運用を徹底すれば、匿名性は十分守れます。
本人確認はあくまで「サービス会社とのやり取り」に限定されます。
【詳しくは→「B. ドメイン取得時に要注意!WHOIS情報公開代行の設定」を参照】
Q. ブログに使う画像で顔出ししない方法はある?
A. 自分や家族の顔写真を使わず、フリー素材やイラストを使うのが安心です。
写真を使いたい場合は、顔が写っていないものや、背景・服装に個人情報が含まれていないかよく確認しましょう。
スマホやカメラの位置情報は必ずオフにしてから投稿してください。
【詳しくは→「C. 匿名運営のコツ!名前・写真・住所は出さない」を参照】
Q. 退職後の副業と会社バレ対策はどう違う?
A. 退職後は会社バレの心配はありませんが、「住民税の申告ミス」に注意が必要です。
退職した翌年、前職の会社へ住民税の通知が届くことはありませんが、申告方法を間違えると自治体から問い合わせが来ることもあります。
副業の規模や内容によっては、新しい勤務先にも配慮が必要です。
Q. 税務署から会社に副業がばれることはある?
A. 基本的に税務署から会社へ直接「副業していますよ」と連絡が行くことはありません。
ただし、確定申告や住民税の手続きでミスがあると、結果的に会社に通知が届く場合があります。
普通徴収や書類の記載ミスには十分注意しましょう。